LAN設備 光ケーブルの種類について

雑記

職場で仕事をする時にはパソコンを使いインターネットを利用する人が多いと思います。

その時、機器間に使われるケーブルは「UTPケーブル」になります。

ただし、UTPケーブルの最大ケーブル長は100mです。

家庭ならそれぐらいの長さで収まりますが、マンションや職場ではそれ以上の長さが必要になる場合があります。そこで利用されるのが光ケーブルになります。

ケーブルは下記の2種類に分類できます。

  • 「マルチモードケーブル」
  • 「シングルモードケーブル」

なお、参考資料は「冨士電線総合カタログ2022」を基にしています。

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https://www.tokyo-fuji.co.jp/pdf/products/catalog/productscatalog.pdf

マルチモードケーブル

規格は「GI50」「GI62.5」があります。「GI62.5」は古い規格で伝送距離が短いのです。そのため現在の主流は「GI50」になります。

マルチモードケーブルは種類が多く下記の表に分類できます。

規 格伝送距離(1G 1000BASE-SX)伝送距離(10G 10GBASE-SR)ファイバ型式(冨士電線)
OM2550m82mG50
OM3970m300m10G50
OM41,040m550m10G50(550)
OM1220m26mG62.5

「cat5e」「cat6」規格UTPケーブルは1Gbpsの用途で使われるので、今まではマルチモードケーブルと言えばOM2を指しました。

しかし、2022年現在、学校を中心に10Gbpsに対応した規格「cat6A」が利用されることが多くなりました。

OM2でももちろん対応することができますが、82mと伝送距離が短く、使う意味がありません。

そのため、「OM3」や「OM4」のケーブルが必要になります。

注意点としてはOM3は10bpsの場合、「300m」までしか伝送できません。

OM2で1Gbpsの場合「550m」なので、それと勘違いしなようにしましょう。

10Gbpsで「550m」伝送したい場合はOM4になります。

シングルモードケーブル

規格は「SM」で一般的には「OS2」が利用されています。

規 格伝送距離(1G 1000BASE-LX)伝送距離(10G 10GBASE-SR)伝送距離(10G 10GBASE-LR)ファイバ型式(冨士電線)
OS25,000m10,000m40,000mSM15W

大きな工場などで、棟と棟が遠く離れていると1000mを超えることがあります。その場合、シングルモードケーブルを利用します。

OS2を1G伝送で使用したことはありますが、10G伝送はまだ経験がありません。

OM3やOM4で事が足りてしまいますし、40,000mなんて街と街を繋ぐ用途なのでしょうか??

シングルモードケーブルは長距離伝送ができますが、光→UTP変換の際に使用する機器「メディアコンバーター」がマルチモード対応より高価なので、1000mで収まる場合はマルチモードケーブルを使用した方がいいでしょう。

部材

幹線である光ケーブルにはメディアコンバーターなどの機器に接続するコネクタがついていません。

そのため、光融着コードや光成端箱を利用してコネクタを作る必要があります。

融着コード

・「POFC OM2-1C-SC/OPEN-LSZH-2M」はOM2用光融着用コードです。融着工具を利用してコネクタをつくります。

・単芯コード(OM2マルチモード)

・単芯コード(OM3マルチモード)

・単芯コード(OM4マルチモード)

・テープ芯(OM2マルチモード)

・テープ芯(OM3マルチモード)

・テープ芯(OM4マルチモード)

・単芯コード(シングルモード)

・テープ芯(シングルモード)

パッチコード

光成端箱とメディアコンバーターなどの機器と接続する際に使用します。

古い機器はSCコネクタポートが一般的でしたが、最新の機器はLCコネクタポートが多くみられます。

大抵の光成端箱に搭載されているのはSCコネクタポートなので、SCーLCコードで変換する必要があります。

・2芯コードSCーSC(OM2マルチモード)

・2芯コードSCーLC(OM2マルチモード)

・2芯コードSCーSC(OM3マルチモード)

・2芯コードSCーLC(OM3マルチモード)

・2芯コードSCーSC(シングルモード)

・2芯コードSCーLC(シングルモード)

光成端箱(壁掛型)

具体的にどんな光成端箱を選べばいいか分からない。

おすすめするのは光融着+コネクタ接続タイプです。

コネクタにはいろいろな種類があります。

  • SCコネクタ
  • LCコネクタ
  • FCコネクタ

パッチコードで容易に変換できるように、コネクタが付いているものを選びましょう。

・4芯用(壁掛型)

・8芯用(壁掛型)

・12芯用(壁掛型)

・24芯用(壁掛型)

・48芯用(壁掛型)

光成端箱(ラックマウント型)

・4芯用(ラックマウント型)

・8芯用(ラックマウント型)

・12芯用(ラックマウント型)

・24芯用(ラックマウント型)

・48芯用(ラックマウント型)

必要な場合はこちらかどうぞご購入ください。

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